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鬘
ふりがな文庫
“鬘”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
かつら
75.9%
かずら
13.5%
かづら
4.5%
カツラ
2.3%
カヅラ
1.5%
びんずら
0.8%
まげ
0.8%
まん
0.8%
▼ 他 5 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かつら
(逆引き)
鬘
(
かつら
)
ならではと
見
(
み
)
ゆるまでに
結做
(
ゆひな
)
したる
圓髷
(
まるまげ
)
の
漆
(
うるし
)
の
如
(
ごと
)
きに、
珊瑚
(
さんご
)
の
六分玉
(
ろくぶだま
)
の
後插
(
あとざし
)
を
點
(
てん
)
じたれば、
更
(
さら
)
に
白襟
(
しろえり
)
の
冷豔
(
れいえん
)
、
物
(
もの
)
の
類
(
たと
)
ふべき
無
(
な
)
く——
火の用心の事
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
鬘(かつら)の例文をもっと
(50作品+)
見る
かずら
(逆引き)
次に
鬘
(
かずら
)
に纏いておいでになつていた珠をお請けになつて囓みに囓んで吹き棄てる息の霧の中からあらわれた神はアマツヒコネの命
古事記:03 現代語訳 古事記
(旧字新仮名)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
鬘(かずら)の例文をもっと
(18作品)
見る
かづら
(逆引き)
顏見世の晩で、長い柄のついた燭臺に照らして見せる異樣な人の顏、異樣な
鬘
(
かづら
)
、異樣な衣裳、それを私はお牧の背中から眺めました。
幼き日:(ある婦人に与ふる手紙)
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
鬘(かづら)の例文をもっと
(6作品)
見る
▼ すべて表示
カツラ
(逆引き)
白い著物・白い
鬘
(
カツラ
)
、手は、足は、すべて旅の
裝束
(
イデタチ
)
である。頭より上に出た杖をついて——。この
坦
(
タヒラ
)
に來て、森の前に立つた。
死者の書
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
、
釈迢空
(著)
鬘(カツラ)の例文をもっと
(3作品)
見る
カヅラ
(逆引き)
鬘
(
カヅラ
)
が、里の物忌みの被り物とは、変つて居たからでせう。山人の伝へた物語や歌は、海語の様には知れませんが、推測は出来ます。
翁の発生
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
鬘(カヅラ)の例文をもっと
(2作品)
見る
びんずら
(逆引き)
そんな者の妻とは見えぬ
嫋々
(
なよなよ
)
しさであった。
梨
(
なし
)
の花みたいな皮膚である。いやいや、かりに五ツ
衣
(
ぎぬ
)
の
裳
(
も
)
を曳かせ、雲の
鬘
(
びんずら
)
に、珠の
釵
(
かざし
)
を
簪
(
かざ
)
させなば……と、鬼六は
眩
(
めまい
)
のような空想にとらわれた。
私本太平記:03 みなかみ帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
鬘(びんずら)の例文をもっと
(1作品)
見る
まげ
(逆引き)
丸味を帯びた細い眉、切長で涼しくて軟らか味のある眼、少し間延びをしているほど、長くて細くて高い鼻、ただし
鬘
(
まげ
)
だけは
刷毛先
(
はけさき
)
を散らし、豪勢
侠
(
いなせ
)
に作ってはいるが、それがちっとも似合わない。
前記天満焼
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
鬘(まげ)の例文をもっと
(1作品)
見る
まん
(逆引き)
在英中土宜法竜僧正から『曼荼羅私鈔』を受け読み
噛
(
かじ
)
ると、
塔中
(
たっちゅう
)
三十七尊を記せる内、
阿閦
(
あしゅく
)
、宝生、無量寿、
不空成就
(
ふくうじょうじゅ
)
の四仏が
嬉
(
け
)
鬘
(
まん
)
歌
(
か
)
舞
(
ぶ
)
の四菩薩を流出して大日如来を供養し(
内四供養
(
うちのしくよう
)
)
十二支考:05 馬に関する民俗と伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
鬘(まん)の例文をもっと
(1作品)
見る
鬘
漢検1級
部首:⾽
21画
“鬘”を含む語句
鬘下地
玉鬘
勝鬘経
花鬘
百日鬘
黒御鬘
目鬘
御鬘
鬘下
華鬘
鬘師
花見鬘
華鬘草
鬘髭
鬘臺
鬘桶
鬘捻
丁髷鬘
鬘屋
鬘台
...
“鬘”のふりがなが多い著者
ロマン・ロラン
谷譲次
谷崎潤一郎
江戸川乱歩
島崎藤村
長谷川時雨
甲賀三郎
薄田泣菫
作者不詳
小栗虫太郎