“まん”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:マン
語句割合
43.4%
17.2%
14.1%
10.1%
6.1%
滿3.0%
2.0%
政所1.0%
1.0%
1.0%
1.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大勢まんぜい寄りたかって私共わっちどもに赤恥をかゝせてけえそうとするから、腹が立って堪らねえ、わっちが妹をわっちが連れてくに何も不思議はねえ
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
夢心地ゆめごこちをドンとひとたれたやうに、そも/\人口じんこう……まん戸數こすう……まんなる、日本につぽん第二だいに大都だいと大木戸おほきどに、色香いろかうめ梅田うめだく。
大阪まで (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
こちらもまんざら知らねえ仲でもなし、何か御挨拶の一つ位あつてもよからうと思ひまして、参つたわけでございます。
彦六大いに笑ふ (新字旧仮名) / 三好十郎(著)
しかし……しかし伊那丸いなまるさまは大せつな甲斐源氏かいげんじ一粒種ひとつぶだね、あわれ八まん、あわれいくさの神々、力わかき民部の采配さいはいに、無辺むへんのお力をかしたまえ
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その前までは博士は気が変ではないかと思ったほど、ごうまんな態度でわたしをしかりつけ、悪くいい、からみついてきた。
金属人間 (新字新仮名) / 海野十三(著)
〔譯〕滿まんあたり、發して空箭くうぜん無し。人事宜しくしやの如く然るべし。
土産みやには山鼻やまはなのおまんを買つて来ませう。
蓬生 (新字旧仮名) / 与謝野寛(著)
「やれのう、御苦労なことではある。わしはよいが、彼妻あれは名残も惜しかろうに、なぜここへ政所まん殿は呼んであげなさらぬ」
茶漬三略 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
しゃ田舎奴でんしゃぬ、人をまんずること少なからず」 
鯉魚 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
しかれども信の心にこんする、深きものあり、浅きものあり。深きものは動し難く、浅きものはゆらやすし。いま動し難きものにつきてこれを蕩揺とうようせば、幹折れ、枝くだきて、その根いよいよまんせん。
教門論疑問 (新字新仮名) / 柏原孝章(著)
在英中土宜法竜僧正から『曼荼羅私鈔』を受け読みかじると、塔中たっちゅう三十七尊を記せる内、阿閦あしゅく、宝生、無量寿、不空成就ふくうじょうじゅの四仏がまんの四菩薩を流出して大日如来を供養し(内四供養うちのしくよう