“慢”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
まん30.0%
ほこ25.0%
おご10.0%
たか10.0%
ゆる10.0%
おこた5.0%
あなど5.0%
ゆるやか5.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
藤助と岩根半藏が縛られてから五日、平次はこれ程の手柄にもまんずるどころか、神田の家に引籠つて、人に顏も見せなかつたのです。
この国が致命的な困難に際会しようとも、そのために僕はますます、世界におけるわれわれの使命をあくまでほこりつづけるだろう。
だれも気づかなかったし、彼女自身もさらに気づかなかったが、献身の情熱と奮闘のおごりとが彼女のうちにあった。
たかぶっている訳ではありませんが、私はいい加減なことの出来ない性分で、たとえお素人のけいこでも間違いを
明治世相百話 (新字新仮名) / 山本笑月(著)
一肌一容いつきいちよう、態ヲ尽シけんヲ極メ、ゆるク立チ遠ク視テ幸ヒヲ望ム。まみユルコトヲ得ザルモノ三十六年……
大菩薩峠:25 みちりやの巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
鼻うごめかすと俗にも云ふ如く心の色何となく此処ここうつるものなり、心におこたりある時の如き最もよく鼻にて知らるゝものなれば意をとどし(下略)
鼻の表現 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
驕りあなどつて居る軍隊の上には如何なる氣が立つといふやうなことを、一々觀察し得て誤らざるやうにとするのが望氣の術で
努力論 (旧字旧仮名) / 幸田露伴(著)
ホワイト襯衣しゃつに、しまあらゆるやか筒服ずぼん、上靴を穿いたが、ビイルをあおったらしい。充血した顔の、額に顱割はちわれのある、ひげの薄い人物で、ギラリと輝く黄金縁きんぶちの目金越に、看護婦等をめ着けながら
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)