“憍慢”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きょうまん50.0%
けうまん50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「いや。わたくしは群生ぐんしょうを福利し、憍慢きょうまん折伏しゃくぶくするために、乞食こつじきはいたしますが、療治代はいただきませぬ」
寒山拾得 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
三には我に食を施すものをして悲心を生ぜしむ、四には我に我心無し、仏の教行に順ずるなり、五には満ち易く養い易く、安易の法なり、六には諸悪の根幹たる憍慢きょうまんを破る
連環記 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
得ば、慈悲ある人には慈悲の相あらはれ、憍慢けうまんの人には憍慢のさうあらはれ、よろづにかゝるべきことはりなれば、いましめとなりぬべきうたにや
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
「いや。わたくしは群生ぐんしやう福利ふくりし、憍慢けうまん折伏しやくぶくするために、乞食こつじきはいたしますが、療治代れうぢだいいたゞきませぬ。」
寒山拾得 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)