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慢心
ふりがな文庫
“慢心”の読み方と例文
読み方
割合
まんしん
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
まんしん
(逆引き)
匹夫の出世ほど危ういものはないぞ。ひとのそねみ、あげつらい、みな己れが
慢心
(
まんしん
)
すればこそなれ。汝は、中村のむかしを忘るるなよ、主君の御恩を
忘却
(
ぼうきゃく
)
いたすまいぞ。
新書太閤記:05 第五分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
宗助
(
そうすけ
)
には
宜道
(
ぎだう
)
の
意味
(
いみ
)
がよく
解
(
わか
)
らなかつた。
彼
(
かれ
)
は
此
(
この
)
生若
(
なまわか
)
い
青
(
あを
)
い
頭
(
あたま
)
をした
坊
(
ばう
)
さんの
前
(
まへ
)
に
立
(
た
)
つて、
恰
(
あたか
)
も一
個
(
こ
)
の
低能兒
(
ていのうじ
)
であるかの
如
(
ごと
)
き
心持
(
こゝろもち
)
を
起
(
おこ
)
した。
彼
(
かれ
)
の
慢心
(
まんしん
)
は
京都
(
きやうと
)
以來
(
いらい
)
既
(
すで
)
に
銷磨
(
せうま
)
し
盡
(
つく
)
してゐた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
但
(
ただ
)
し
呉々
(
くれぐれ
)
も妻は己の職業に
慢心
(
まんしん
)
して大切にして
貰
(
もら
)
う夫に
狎
(
な
)
れ、かりにも
威張
(
いば
)
ったり
増長
(
ぞうちょう
)
せぬこと。月並の
戒
(
いましめ
)
のようなれど、
余程
(
よほど
)
の心がけなくてはいわゆる女性の
浅
(
あさ
)
はかより、この
弊
(
へい
)
に
陥
(
おちい
)
り
易
(
やす
)
かるべし。
良人教育十四種
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
慢心(まんしん)の例文をもっと
(7作品)
見る
“慢心”の意味
《名詞》
慢心(まんしん)
傲り高ぶること。また、その気持ち。自惚れ。
(出典:Wiktionary)
慢
常用漢字
中学
部首:⼼
14画
心
常用漢字
小2
部首:⼼
4画
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