“呉々”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
くれぐれ78.7%
くれ/″\19.1%
くれ/\2.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その節は、亡父のよしみもあり、東海道愛好者としても呉々くれぐれ一臂いっぴの力を添えるよう主人に今から頼んで置くというのであった。
東海道五十三次 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
爲し樣子を承まはり候へば云々しか/″\なりと申に付千太郎の一時みせより持出もちいだせし五十兩を私し引負金ひきおひきんなして永のいとまになりし節千太郎へ呉々くれ/″\異見を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
と三つ四つにりて甚之助じんのすけ懷中ふところおしいれしが、無心むしんところなんともづかはしく、おとさぬやうにひとせぬやうにと呉々くれ/\をしへ、はやくおでなされとへば、兩手りやうてむねいだきて一しん甚之助じんのすけ
暁月夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)