“呉春”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ごしゅん90.0%
ごしゆん10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その時自分は「岡田君この呉春ごしゅん偽物ぎぶつだよ。それだからあの親父おやじが君にくれたんだ」と云って調戯からかい半分岡田を怒らした事を覚えていた。
行人 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「南宗の」の句は、この作者月渓は画家としては有名な呉春ごしゅんのことでありまして、従って南宗という言葉も出てきたことと考えられます。
俳句とはどんなものか (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
墨田堤の方より川を隔てゝ塩入村を望む眺め、呉春ごしゆんなんどの画を見る如く、淡き風景の中に詩趣乏しからず。
水の東京 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)