“ごしゅん”の漢字の書き方と例文
語句割合
呉春100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
無理かも知れぬが、試みに画家に例えるならば、栖鳳せいほう大観たいかんのうまさではない。靫彦ゆきひこ古径こけいでもない。芳崖ほうがい雅邦がほうでもない。華山かざん竹田ちくでん木米もくべいでもない。呉春ごしゅんあるいは応挙おうきょか。ノー。
河豚のこと (新字新仮名) / 北大路魯山人(著)
(色彩に関する例を挙ぐれば春の木の芽の色を樹によつて染分けたるが如き、夜間燈火の映じたる樹を写したるが如き)絵画における彼の眼光は極めて高く、到底応挙おうきょ呉春ごしゅん等の及ぶ所に非ず。
俳人蕪村 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
先に来たのが北山御房きたやまごぼうのわきの蕪村ぶそん呉春ごしゅんの墓のあるという土地だった。
随筆 宮本武蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)