“大観”の読み方と例文
読み方割合
たいかん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私の案内された部屋は、旅館のうちでも、いい方の部屋らしく、床には、大観たいかんの雀の軸がかけられていた。私の服装がものを言ったらしいのである。
断崖の錯覚 (新字新仮名) / 太宰治黒木舜平(著)
宋の大観たいかん年中、都の医官の耿愚こうぐがひとりの妾を買った。女は容貌きりょうも好く、人間もなかなか利口であるので、主人の耿にも眼をかけられて、無事に一年余を送った。
例えば大観たいかん栖鳳せいほう等のいわゆる新画は見誤らない程度の鑑定心眼を持っていても、ウンと昔に溯って三百年、五百年前の古書画とか、また千年も前の仏画、建造物となると