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大観
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たいかん
ふりがな文庫
“
大観
(
たいかん
)” の例文
私の案内された部屋は、旅館のうちでも、いい方の部屋らしく、床には、
大観
(
たいかん
)
の雀の軸がかけられていた。私の服装がものを言ったらしいのである。
断崖の錯覚
(新字新仮名)
/
太宰治
、
黒木舜平
(著)
宋の
大観
(
たいかん
)
年中、都の医官の
耿愚
(
こうぐ
)
がひとりの妾を買った。女は
容貌
(
きりょう
)
も好く、人間もなかなか利口であるので、主人の耿にも眼をかけられて、無事に一年余を送った。
中国怪奇小説集:11 異聞総録・其他(宋)
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
例えば
大観
(
たいかん
)
、
栖鳳
(
せいほう
)
等のいわゆる新画は見誤らない程度の鑑定心眼を持っていても、ウンと昔に溯って三百年、五百年前の古書画とか、また千年も前の仏画、建造物となると
芸術的な書と非芸術的な書
(新字新仮名)
/
北大路魯山人
(著)
大観
(
たいかん
)
氏の四枚の絵は自分には裾模様でも見るようで、絵としての感興が沸いて来ない。氏はいつでも頭で絵を描いているのを多とするが、しかし頭と心臓と両方が出ないとどこか物足りない。
二科会その他
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
無理かも知れぬが、試みに画家に例えるならば、
栖鳳
(
せいほう
)
や
大観
(
たいかん
)
のうまさではない。
靫彦
(
ゆきひこ
)
、
古径
(
こけい
)
でもない。
芳崖
(
ほうがい
)
、
雅邦
(
がほう
)
でもない。
華山
(
かざん
)
、
竹田
(
ちくでん
)
、
木米
(
もくべい
)
でもない。
呉春
(
ごしゅん
)
あるいは
応挙
(
おうきょ
)
か。ノー。
河豚のこと
(新字新仮名)
/
北大路魯山人
(著)
▼ もっと見る
無理かも知れぬが、試みに画家に例えるならば、
栖鳳
(
せいほう
)
や
大観
(
たいかん
)
の美味さではない。
靫彦
(
ゆきひこ
)
、
古径
(
こけい
)
でもない。
芳崖
(
ほうがい
)
、
雅邦
(
がほう
)
でもない。
崋山
(
かざん
)
、
竹田
(
ちくでん
)
、
木米
(
もくべい
)
でもない。
呉春
(
ごしゅん
)
あるいは
応挙
(
おうきょ
)
か。ノー。
河豚は毒魚か
(新字新仮名)
/
北大路魯山人
(著)
“大観”の意味
《名詞》
大観(たいかん)
全体を広く見渡すこと。
広く偉大な眺め。
大鑑のこと。
(出典:Wiktionary)
大
常用漢字
小1
部首:⼤
3画
観
常用漢字
小4
部首:⾒
18画
“大観”で始まる語句
大観音
大観観山