“たいかん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
大旱16.7%
大観16.7%
大奸12.5%
大患12.5%
大官8.3%
退艦8.3%
大寒4.2%
大干4.2%
大簡4.2%
太監4.2%
(他:2)8.2%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そうして大旱たいかんに逢った時に、深層の水分を取ることが出来なくなって、枯死してしまう。
鑢屑 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
洪水こうずい天にはびこるも、の功これを治め、大旱たいかん地をこがせども、とうの徳これをすくえば、数有るが如くにして、しかも数無きが如し。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
私の案内された部屋は、旅館のうちでも、いい方の部屋らしく、床には、大観たいかんの雀の軸がかけられていた。
断崖の錯覚 (新字新仮名) / 太宰治黒木舜平(著)
無理かも知れぬが、試みに画家に例えるならば、栖鳳せいほう大観たいかんの美味さではない。
河豚は毒魚か (新字新仮名) / 北大路魯山人(著)
これ彼が大奸たいかんをなすゆえんなり。
将来の日本:04 将来の日本 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
「この大奸たいかん
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
長嶋を平定して、まず東海道から伊勢にわたる多年の大患たいかんをとりのぞくと、翌天正三年の二月二十七日には、上洛の途にのぼっていた。
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
自分ももう四十三歳だ、一度大患たいかんかかった身ではそう永くも生きられまい。
夫婦善哉 (新字新仮名) / 織田作之助(著)
孫は、呶鳴どなりたかった。が、彼は隊にいても何処に居ても、大学へ行った人間というのは、時々将軍や大官たいかんせがれが交っていて苦手だということを知っていた。
雲南守備兵 (新字新仮名) / 木村荘十(著)
「あの辮子は悪い人から酒に盛りつぶされてり取られたんです。本来あれがあればこそ大官たいかんになれるんですが、今となっては仕方がありません。長く伸びるのを待つばかりです」
阿Q正伝 (新字新仮名) / 魯迅(著)
大統領は命からがら沈みつつある不沈軍艦ホノルル号を退艦たいかんした。
余は、無理やりに退艦たいかんさせられしまった。
沈没男 (新字新仮名) / 海野十三(著)
それは月もこおるという大寒たいかんが、ミシミシと音をたててひさしの上を渡ってゆく二月のはじめの夜中の出来ごとだった。
電気看板の神経 (新字新仮名) / 海野十三(著)
という大干たいかんにかかった時に、最初から鼻をひこつかせていた盲法師めくらほうしの弁信が、いよいよ法然頭を前後左右に振り立てて、さながら見えぬ眼に、何かを探そうとするらしき振舞のみが甚だ目ざわりです。
大菩薩峠:20 禹門三級の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
簡に居りて簡を行わば、乃ち大簡たいかんなることなからんやと。
論語物語 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
太監たいかん周恕しゅうじょ徐王府賓輔じょおうふひんほ史彬しひんと、楊応能ようおうのう葉希賢しょうきけん
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
戴冠たいかん式の自動車でもこしらえているつもりなんだろう。あんまりすばらしい自動車を見せて、僕たちをうらやましがらせるなよ」
火星探険 (新字新仮名) / 海野十三(著)
だから「あきらめる」とは「諦観たいかん」することで、つまり、もののほんとうのすがたを見ること、すなわち真実を見きわめることです。
般若心経講義 (新字新仮名) / 高神覚昇(著)
だから釈尊は、人間の苦悩くるしみはどうして生ずるか、どうすればその苦悩を解脱することができるか、という、この人生の重大な問題をば、この「十二因縁」という形式によって、諦観たいかんせられたのです。
般若心経講義 (新字新仮名) / 高神覚昇(著)