“大奸”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たいかん75.0%
だいかん25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
我今回の行いには深い仔細があるのであって、いずれは明らかに解かるであろうぞ……大忠を行おうと欲する時は大奸たいかんの身にもならねばならぬ。
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
これ彼が大奸たいかんをなすゆえんなり。六余年来三港の交易我において一人の富をなさず。彼はすべて大富有の商となれり。この現実にてこれまでの交易わが大損たること分明なり。
将来の日本:04 将来の日本 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
どうすることもできなかった朝廟ちょうびょう大奸だいかん董卓とうたくを亡ぼしてから、ふたたび李傕りかく一派の乱に遭い、それがしが漢朝に致した忠誠も水泡に帰して、むなしく地方に脱し、諸州に軍を養わんとしてきましたが
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)