大奸たいかん)” の例文
我今回の行いには深い仔細があるのであって、いずれは明らかに解かるであろうぞ……大忠を行おうと欲する時は大奸たいかんの身にもならねばならぬ。
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
これ彼が大奸たいかんをなすゆえんなり。六余年来三港の交易我において一人の富をなさず。彼はすべて大富有の商となれり。この現実にてこれまでの交易わが大損たること分明なり。
将来の日本:04 将来の日本 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
「この大奸たいかん
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)