大官たいかん)” の例文
孫は、呶鳴どなりたかった。が、彼は隊にいても何処に居ても、大学へ行った人間というのは、時々将軍や大官たいかんせがれが交っていて苦手だということを知っていた。
雲南守備兵 (新字新仮名) / 木村荘十(著)
「あの辮子は悪い人から酒に盛りつぶされてり取られたんです。本来あれがあればこそ大官たいかんになれるんですが、今となっては仕方がありません。長く伸びるのを待つばかりです」
阿Q正伝 (新字新仮名) / 魯迅(著)