“大官大寺”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ダイクワンダイジ60.0%
だいかんだいじ20.0%
だいくわんだいじ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
香具山の南の裾に輝く瓦舍カハラヤは、大官大寺ダイクワンダイジに違ひない。其から更に眞南の、山と山との間に、薄く霞んでゐるのが、飛鳥アスカの村なのであらう。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
香具山の南の裾に輝く瓦舎かわらやは、大官大寺だいかんだいじに違いない。其から更に真南の、山と山との間に、薄く霞んでいるのが、飛鳥の村なのであろう。
死者の書 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
香具山の南の裾に輝く瓦舎かはらやは、大官大寺だいくわんだいじに違ひない。其から更にまつ直に、山と山との間に薄く霞んでゐるのが、飛鳥の村なのであらう。祖父も祖々父ひぢゝも其父も皆あの辺りで生ひ立つたのだ。
死者の書:――初稿版―― (新字旧仮名) / 折口信夫(著)