“飛鳥”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
あすか47.2%
ひちょう26.4%
とぶとり9.7%
ひてう6.9%
アスカ5.6%
ひちやう2.8%
ひちよう1.4%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“飛鳥”を含む作品のジャンル比率
歴史 > 日本史 > 日本史8.0%
哲学 > 東洋思想 > 日本思想2.2%
文学 > 日本文学 > 小説 物語1.0%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
或る朝、金五郎は、吉田磯吉に逢うために、一人で、家を出た。「飛鳥あすか」で、友田喜造から勧告されて、約束したのである。
花と龍 (新字新仮名) / 火野葦平(著)
「飛べ。飛べ。飛鳥あすか大臣様おおおみさまのいらっしゃる、都の方へ飛んで行け。」と、声を揃えてわめきました。
犬と笛 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
道化男は馬の腹の下や、前足や後足の間を飛鳥ひちょうのように潜り抜けて巧みに飛び付いて来る馬と犬を引っぱずした。
暗黒公使 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
と立って、クルリとむきなおるが早いか、韋駄天いだてんの名にそむかず、飛鳥ひちょうのように望楼ぼうろうをかけおりていった。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
すると鏈鎌くさりがまの名人として、客将の間に名を知られた飛鳥とぶとり左近吾という大兵だいひょうの男が、四辺をジロリと見廻わしながら、
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
「飛ぶ鳥のアスカ」「春日はるびのカスガ」などがそれで、枕言葉をそのままに「春日はるび」と書いてカスガと読み、「飛鳥とぶとり」と書いてアスカと読む類これである。
国号の由来 (新字新仮名) / 喜田貞吉(著)
平次が一つ目くばせすると、ガラツ八は飛鳥ひてうの如く、世之次郎の背後うしろへ廻りました。
平次は飛鳥ひてうの如くけ拔けて、二人の前へ立ちふさがりました。
飛鳥アスカ浄見キヨミ原に、カムながらふとしきまして、聖祖スメロギのしきます国と、天の原岩門を開き、カムあがり
万葉集研究 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
難波ナニハから飛鳥アスカの都への古い間道なので、日によつては、昼は相応な人通りがある。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
天がける飛鳥ひちやうかしらずゆかしむは鸚鵡なりにし人の釋迦牟尼
短歌 (旧字旧仮名) / 萩原朔太郎(著)
それと同時どうじに、吾等われら陸上りくじやう一同いちどう萬歳ばんざいさけぶ、花火はなびげる、はたる、日出雄少年ひでをせうねん夢中むちうになつて、猛犬稻妻まうけんいなづまともに、飛鳥ひちやうごと海岸かいがんすな蹴立けたてゝ奔走ほんさうした。
かぢの枕のよき友よ心のどけき飛鳥ひちようかな、
海潮音 (新字旧仮名) / 上田敏(著)