“酸漿”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
ほおずき61.2%
ほほづき14.3%
ほゝづき8.2%
ほうづき6.1%
あかかがち2.0%
かたばみ2.0%
さんしょう2.0%
ほうずき2.0%
ほおづき2.0%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“酸漿”を含む作品のジャンル比率
社会科学 > 風俗習慣・民俗学・民族学 > 社会・家庭生活の習俗13.3%
文学 > 日本文学 > 小説 物語0.8%
文学 > 日本文学 > 日記 書簡 紀行0.4%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
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そこでいよいよマハツブの話になるが、昔の昔の大昔、酸漿ほおずきとマハツブとは姉と妹、二人の同胞はらからであったという。
母の手毬歌 (新字新仮名) epub / 柳田国男(著)
本名はイガホオズキ、またオニホオズキともいうそうで、皆もよく知っている酸漿ほおずきとともに、茄子科なすかに属する草なのである。
母の手毬歌 (新字新仮名) epub / 柳田国男(著)
男といふものは自分の女房が酸漿ほほづきのやうに一に閉ぢ籠つて、固くなつてゐるのでなければ、外で酒一つ飲む事の出来ない程の意気地なしである。
四条派の名家だつた望月玉泉が、晩年に京都のある高等女学校に、邦画の教師として一週幾時間か酸漿ほほづきのやうな真紅まつかな顔をのぞけてゐた事があつた。
胡瓜の馬に乗つて、赤い酸漿ほゝづきの提灯をさげて遠い世界から帰つて来るであらうお精霊たちは、たとへばお伽噺の世界の人にも似てゐる。
八月の星座 (新字旧仮名) epub / 吉田絃二郎(著)
お房は、所故わざとケロリとした顏をして、酸漿ほゝづきらしてゐた。
平民の娘 (旧字旧仮名) epub / 三島霜川(著)
なぞまたひとつ。六角堂ろくかくだう小僧こぞう一人ひとり、おまゐりがあつてひらく、なに?……酸漿ほうづき
寸情風土記 (旧字旧仮名) epub / 泉鏡花(著)
十五六の小癪こしやくなるが酸漿ほうづきふくんでこの姿なりはと目をふさぐ人もあるべし、所がら是非もなや、昨日きのふ河岸店かしみせ何紫なにむらさき源氏名げんじな耳に残れど
たけくらべ (新字旧仮名) epub / 樋口一葉(著)
「それが目は酸漿あかかがちなして」とあるのは、熔岩流の末端の裂罅れっかから内部の灼熱部しゃくねつぶが隠見する状況の記述にふさわしい。
神話と地球物理学 (新字新仮名) epub / 寺田寅彦(著)
さすが豪富の伜と云われるだけ、衣服のたしなみもあるのかして、上着は宿の内儀に持が能いと勧められた茶縞の伏糸、下着はつむぎかと思われる鼠縞、羽織は黒の奉書にお里の知れた酸漿かたばみ三所紋みところもん
油地獄 (新字新仮名) epub / 斎藤緑雨(著)
かたばみは支那でも酸漿さんしょうという位で、少し酸味があるので子供はよくこれをんで楽しみにしていた。
基線道路と名づけられた場内の公道だったけれども畦道あぜみちをやや広くしたくらいのもので、畑からほうり出された石ころの間なぞに、酸漿ほうずきの実が赤くなってぶら下がったり、わだちにかけられたふきの葉がどす黒く破れて泥にまみれたりしていた。
親子 (新字新仮名) epub / 有島武郎(著)
盆が来て、みそはぎ酸漿ほおづき精霊棚しょうりょうだなを飾るころには、私は子供らの母親の位牌いはいを旅のかばんの中から取り出した。
(新字新仮名) epub / 島崎藤村(著)