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酸漿
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ほうづき
ふりがな文庫
“
酸漿
(
ほうづき
)” の例文
茹栗
(
ゆでぐり
)
、
燒栗
(
やきぐり
)
、
可懷
(
なつか
)
し。
酸漿
(
ほうづき
)
は
然
(
さ
)
ることなれど、
丹波栗
(
たんばぐり
)
と
聞
(
き
)
けば、
里
(
さと
)
遠
(
とほ
)
く、
山
(
やま
)
遙
(
はるか
)
に、
仙境
(
せんきやう
)
の
土産
(
みやげ
)
の
如
(
ごと
)
く
幼心
(
をさなごころ
)
に
思
(
おも
)
ひしが。
寸情風土記
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
年増
(
としま
)
はまだよし、十五六の
小癪
(
こしやく
)
なるが
酸漿
(
ほうづき
)
ふくんで
此姿
(
このなり
)
はと
目
(
め
)
をふさぐ
人
(
ひと
)
もあるべし、
所
(
ところ
)
がら
是非
(
ぜひ
)
もなや、
昨日
(
きのふ
)
河岸店
(
かしみせ
)
に
何紫
(
なにむらさき
)
の
源氏名
(
げんじな
)
耳
(
みゝ
)
に
殘
(
のこ
)
れど、けふは
地廻
(
ぢまわ
)
りの
吉
(
きち
)
と
手馴
(
てな
)
れぬ
燒鳥
(
やきとり
)
の
夜店
(
よみせ
)
を
出
(
だ
)
して
たけくらべ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
隠元
(
いんげん
)
、
藤豆
(
ふぢまめ
)
、
蓼
(
たで
)
、
茘枝
(
れいし
)
、
唐辛
(
たうがらし
)
、所帯の
足
(
たし
)
と
詈
(
のゝし
)
りたまひそ、苗売の若衆一々名に花を添へていふにこそ、北海道の花茘枝、鷹の爪の唐辛、
千成
(
せんな
)
りの
酸漿
(
ほうづき
)
、蔓なし隠元、よしあしの大蓼
草あやめ
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
年増はまだよし、十五六の
小癪
(
こしやく
)
なるが
酸漿
(
ほうづき
)
ふくんでこの
姿
(
なり
)
はと目をふさぐ人もあるべし、所がら是非もなや、
昨日
(
きのふ
)
河岸店
(
かしみせ
)
に
何紫
(
なにむらさき
)
の
源氏名
(
げんじな
)
耳に残れど、けふは地廻りの
吉
(
きち
)
と手馴れぬ焼鳥の夜店を出して
たけくらべ
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
謎
(
なぞ
)
また
一
(
ひと
)
つ。
六角堂
(
ろくかくだう
)
に
小僧
(
こぞう
)
一人
(
ひとり
)
、お
參
(
まゐ
)
りがあつて
扉
(
と
)
が
開
(
ひら
)
く、
何
(
なに
)
?……
酸漿
(
ほうづき
)
。
寸情風土記
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
“酸漿”の意味
《名詞》
(サンショウ、熟字訓:ほおずき) ほおずき。
(サンショウ) かたばみ。
(出典:Wiktionary)
“酸漿(ホオズキ)”の解説
ホオズキ(鬼灯、鬼燈、酸漿)は、ナス科ホオズキ属の一年草または多年草。またはその果実。カガチ、ヌカヅキともいう。丹波ホオズキなどともよばれる。
(出典:Wikipedia)
酸
常用漢字
小5
部首:⾣
14画
漿
漢検1級
部首:⽔
15画
“酸漿”で始まる語句
酸漿提灯
酸漿屋
酸漿市
酸漿色
酸漿提燈