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『草あやめ』
ふりがな文庫
『
草あやめ
(
くさあやめ
)
』
二丁目の我が借家の地主、江戸児にて露地を鎖さず、裏町の木戸には無用の者入るべからずと式の如く記したれど、表門には扉さへなく、夜が更けても通行勝手なり。但知己の人の通り抜け、世話に申す素通りの無用たること、我が思もかはらず、然りながらお附合五 …
著者
泉鏡花
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約6分(500文字/分)
朗読目安時間
約10分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
効
(
がひ
)
直
(
たゞち
)
定
(
さだか
)
装
(
よそほひ
)
傍
(
かたへ
)
出入
(
しゆつにふ
)
可愛
(
かはゆ
)
大
(
おほい
)
一時
(
いつとき
)
汝
(
なんぢ
)
如何
(
いかゞ
)
徒
(
いたづら
)
惚
(
と
)
漱
(
くちそゝ
)
豈夫
(
あにそれ
)
一夕
(
あるゆふべ
)
下
(
もと
)
厳
(
いかめ
)
唐黍
(
たうもろこし
)
増
(
まさ
)
女形
(
をんながた
)
引返
(
ひつかへ
)
思
(
おもひ
)
掌
(
たなそこ
)
潜
(
くゞ
)
言
(
ことば
)
足
(
たし
)
酸漿
(
ほうづき
)
頬被
(
ほゝかぶり
)
以
(
も
)
悚然
(
ぞつ
)
惜
(
をし
)
慌
(
あわたゞ
)
斜
(
なゝめ
)
昼食
(
ちうじき
)
欺
(
あざ
)
経
(
ふ
)
類
(
たぐひ
)
齢
(
よはひ
)
一寸
(
ちよつと
)
三朝
(
みあさ
)
以
(
もつ
)
但
(
たゞ
)
何
(
なん
)
入相
(
いりあひ
)
其
(
そ
)
円
(
まろ
)
初
(
そ
)
千成
(
せんな
)
即
(
すなは
)
却
(
かへ
)
台
(
うてな
)
唐辛
(
たうがらし
)
唯
(
たゞ
)
夕
(
ゆふべ
)
如何
(
いかん
)
尤
(
もつと
)
帳合
(
ちやうあひ
)
床
(
ゆか
)
後
(
のち
)
愛
(
め
)
所謂
(
いはゆる
)
斯道
(
しだう
)
曙山
(
しよざん
)
東雲
(
しのゝめ
)
此
(
こ
)
歯入
(
はいれ
)
海棠
(
かいだう
)
濫
(
みだり
)
然
(
さ
)
百年
(
もゝとせ
)
知己
(
ちかづき
)
破目
(
やぶれめ
)
翌朝
(
あくるあさ
)
蓋
(
けだ
)
蔓
(
はびこ
)
蝙蝠
(
かうもり
)
視
(
なが
)
詈
(
のゝし
)
遁
(
に
)
雖
(
いへど
)
〆
(
し
)
三味
(
さみ
)
三本
(
みもと
)
不図
(
ふと
)
中
(
うち
)
也
(
なり
)
予
(
あらかじ
)
事欠
(
ことか
)
二上
(
にあが
)
云々
(
うんぬん
)
五坪
(
いつつぼ
)
五本
(
いつもと
)
仇
(
あだ
)
何等
(
なんら
)
先
(
ま
)
入
(
い
)
処
(
ところ
)
可
(
い
)
培
(
つちか
)