“詈”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ののし79.5%
のゝし15.4%
2.6%
そし2.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
のあるいは世をなげき、時をののしり、危言きげん激語げきごして死にく者の如き、壮は則ち壮なりといえども、なおこれ一点狂激の行あるを免れず。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
人はむなしく烏をにらみのゝしり、空肚へりたるはらをかゝへて輴哥そりうたもいでず、輴をひきてかへりし事もありしと、その人のかたりき。
その兄をりて、「一つには天皇にまし、一つには兄弟はらからにますを、何ぞは恃もしき心もなく、その兄をりまつれることを聞きつつ、驚きもせずて、おほろかに坐せる」
「そうともそうとも、その通りだ。きゃつみっしり撲られるがいい。神道ばかりか孔孟の教えをも、あの女はそしっている」
神州纐纈城 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)