“兄弟”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
きょうだい41.7%
けいてい14.2%
はらから9.4%
ふたり9.4%
きやうだい7.9%
きょうでえ6.3%
けうだい2.4%
きようだい1.6%
ブラザー1.6%
えおと0.8%
(他:6)4.7%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“兄弟”を含む作品のジャンル比率
芸術・美術 > 演劇 > 大衆演芸8.1%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)4.3%
文学 > 日本文学 > 小説 物語2.0%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
普通の兄弟きょうだいのようには話し合わない二人であるから、生活苦も末摘花すえつむはなは訴えることができないのである。
源氏物語:15 蓬生 (新字新仮名) / 紫式部(著)
ある兄弟きょうだいは、むらのはずれをながれているかわにいって、たくさんほたるをらえてきました。
海ぼたる (新字新仮名) / 小川未明(著)
故郷の朋友ほうゆう親籍しんせき兄弟けいてい、みなその安着のしらせを得て祝し、さらにかれが成功を語り合った。
河霧 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
彼の美き友を択ぶはもとよりこの理に外ならず、まことに彼の択べる友は皆美けれども、ことごとくこれ酒肉の兄弟けいていたるのみ。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
また「汝が兄弟はらからありや」と問ひたまへば答へ白さく、「我が姉石長いはなが比賣あり」とまをしたまひき。
宗矩は、さっきからそれを怪しんでいたが、老人も兄弟はらからも、五郎右衛門については、一言も触れないので、とうとう訊ね出したのである。
剣の四君子:02 柳生石舟斎 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
と、骨休めにと、茶を入れて、宥わり慰めてくれる間も、母はそうした訓誡くんかいを、兄弟ふたりに対して、忘れなかった。
山浦清麿 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
兄弟ふたりのことばには、どこか奥州なまりがある。吉次の耳にはよく聞き分けられた。なつかしくもあり、不審でもある。
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
これ、佐藤次信さとうつぎのぶ忠信たゞのぶ兄弟きやうだいつま二人ふたりみやこにて討死うちじにせしのち
甲冑堂 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
祖父おぢいさんはこの兄弟きやうだいあらそひをいてわらしました。さうしてう言ひました。
ふるさと (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)
いじゃねえか、おめえ、先公だから先公よ。何も野郎とも兄弟きょうでえとも言ったわけじゃねえ。」
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「そうさな、己にゃどっちだって同じだよ、兄弟きょうでえ。」と彼は答えた。「強くって、たっぷりありせえすりゃ、そんなこたぁ構うもんか。」
あにうごかすのは、同じ仲間なかまの実業家でなくつちや駄目だ。単に兄弟けうだいよしみ丈ではうする事も出来ない」
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
よしや千萬里ばんりはなれるとも眞實まこと親子おやこ兄弟けうだいならば何時いつかへつてうといふたのしみもあれど
経つくゑ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
あらためてふまではけれどわたしにはおやもなし兄弟きようだいもなし
にごりえ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
へ〻、まあそんなもんです。これでもむかし兄弟きようだいだつたんですがね。
兄弟ブラザー?」と驚いて、私はカ氏を見たが、粗製の真っ黒な顔で笑っているカ氏の様子ですぐ冗談とわかった。
ナリン殿下への回想 (新字新仮名) / 橘外男(著)
「私の兄弟ブラザーです。今度日本へ来ました」
ナリン殿下への回想 (新字新仮名) / 橘外男(著)
世は斯くぞ宇多の宇迦斯うかし兄弟えおとあれど帰服まつろはずおとぞ仕へし
礼厳法師歌集 (新字旧仮名) / 与謝野礼厳(著)
ほんとはそうなんだがね、間違えなしにな。己ぁ万事相談づくでやる人間だ。おどしていいことになったってこたぁ己ぁ一度も知らねえ。もしお前が働いてくれる気ならだ、なあ、こっちへつくがいい。もし厭ならばだ、ジム、そうさ、自由に厭だって返事するんだ。——自由で結構さ、兄弟きゃうでえ
「ぢやあ、兄弟きやうでい、なんだつて、お前はそねえな素晴らしい若い衆に恥いかかしただ?」
「おい、兄弟きやうでい、これが、そら、お前に話したあの当人だよ。それあ見ものだぞ! お前の頭よりでつかいくれえのコップを、おらの眼のまへで顔ひとつ顰めねえで呑み乾しただもの。それが嘘だつたら、この場でおいらに天罰が降る筈だ!」
手前てめえとも兄弟きょうでいじゃアねえぞ
名人長二 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
きょうは、昨夜は大将だったのが、兄弟アミーゴに変っている。
人外魔境:05 水棲人 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
兄弟アミーゴ、目が醒めたかね」
人外魔境:05 水棲人 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
なつかしき我が兄弟オトドヒよ我がために
(新字旧仮名) / 石川啄木(著)
「一寸、私のフィアンセにめぐりあつてよ、あの女達は、私の兄弟フレール——あとでお祝ひしませうよ」
瑪瑙盤 (新字旧仮名) / 林芙美子(著)