“暇乞”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いとまご57.4%
いとまごい30.0%
いとまごひ12.1%
いとまごえ0.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
再び東京を見うるの日は、どんなにこの都も変わっているだろう。そんなことを思いうかべながら、あちこちの暇乞いとまごいにも出歩いた。
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
二十年の学校生活に暇乞いとまごいをしてから以来、何かの機会に『老子』というものも一遍はのぞいてみたいと思い立ったことは何度もあった。
変った話 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
のべ用意ようい雨具あまぐ甲掛かふかけ脚絆きやはん旅拵たびごしらへもそこ/\に暇乞いとまごひしてかどへ立出菅笠すげがささへも阿彌陀あみだかぶるはあとよりおはるゝ無常むじやう吹降ふきぶり桐油とうゆすそへ提灯の
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
ちょっくりお顔を見てえと思ってお暇乞いとまごえめえりました、明日あした立つだッて、なんだかあっけなえこったって、わしの嫁なんざアえてばいいるだ、随分大事でえじになえ
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)