“御暇乞”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おいとまごい50.0%
おいとまごひ25.0%
おんいとまごい25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
東洋城が御暇乞おいとまごいに上がった時、余の病気の事を御忘れにならなかった殿下から、もしう機会があったなら、どうか大事にするようにというようなあつい意味の御言葉を承ったため
思い出す事など (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
たのめば和尚は大膳に向ひ拙寺せつじ檀家だんかの者共天一坊樣御暇乞おいとまごひ御尊顏ごそんがんはいし奉り度由あはれ御聞屆ねがはんと申上れば是迄の知因よしみに御對面たいめん仰付らるゝとて御座の間のみす
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
十月二十九日朝御暇乞おんいとまごいに参り、御振舞おんふるまいに預り、御手おんてずから御茶を下され、引出物ひきでものとして九曜のもん赤裏の小袖二襲ふたかさねたまわり候。
興津弥五右衛門の遺書 (新字新仮名) / 森鴎外(著)