某儀明日年来の宿望相達し候て、妙解院殿(松向寺殿)御墓前において首尾よく切腹いたし候事と相成り候。しかれば子孫のため事の顛末書き残しおきたく、京都なる弟又次郎宅において筆を取り候。 某祖父は興津右兵衛景通と申候。永正十一(十七)年駿河国興津 …
著者 | 森鴎外 |
ジャンル | 文学 > 日本文学 > 小説 物語 |
初出 | 「中央公論」1912(大正元)年10月 |
文字種別 | 新字新仮名 |
読書目安時間 | 約15分(500文字/分) |
朗読目安時間 | 約24分(300文字/分) |
著者 | 森鴎外 |
ジャンル | 文学 > 日本文学 > 小説 物語 |
初出 | 「中央公論」1912(大正元)年10月 |
文字種別 | 新字新仮名 |
読書目安時間 | 約15分(500文字/分) |
朗読目安時間 | 約24分(300文字/分) |