興津弥五右衛門の遺書おきつやごえもんのいしょ
某儀明日年来の宿望相達し候て、妙解院殿(松向寺殿)御墓前において首尾よく切腹いたし候事と相成り候。しかれば子孫のため事の顛末書き残しおきたく、京都なる弟又次郎宅において筆を取り候。 某祖父は興津右兵衛景通と申候。永正十一(十七)年駿河国興津 …
作品に特徴的な語句
たもう おき ゆく おおせ もうす 行歩ぎょうほ めあわ 御代おんだい いだ 坂下さかのした 奉仕つかえたてまつり とど つら 御出おんいで もうし にほ こうむ のぼる ちち 祖父そふ あた 御取おんと 御供おんとも おお つかわ そうら 朔日さくじつ けん ほまれ 取計とりはからい むな かか 相識そうしき ちゃく あて 御手おんて ながれ 御役おんやく 御旨おんむね よう 御歌おんうた せき 郭公ほととぎす それがし 御供おとも 御用おんもち すゑ あわ さむらい 逐電ちくてん 追腹おひばら そろ きずつ 有之これある 先立さきだち さら たび 再造さいぞう むね もう ほう 召抱めしかか 罷越まかりこ 見聞みきき 嘲笑あざわら ぬきん 相伝あいつた おぼ 相詰あいつ 所為しょい もも ねんごろ 臨場りんじょう 宿望しゅくもう 申条もうしじょう 立会たちあい 祭祀さいし 物頭ものがしら ふもと 流浪るろう けが 清見きよみ 渭津いのつ しか 熊喜くまき もの かしこ みぎり 矢文やぶみ 相役あいやく さかずき 番方ばんかた 甲冑かっちゅう