“相伝”のいろいろな読み方と例文
旧字:相傳
読み方割合
そうでん54.5%
あいつた36.4%
あいつたえ9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これ、さっきは、瓔珞の頑丈がんじょうをたよって不覚をとったが、こんどは、果心居士かしんこじ相伝そうでん浮体ふたいの法をじゅうぶんにおこなっているためだ。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
この遺書は倅才右衛門あてにいたしおき候えば、子々孫々相伝あいつたえ、某が志を継ぎ、御当家に奉対たいしたてまつり、忠誠をぬきんずべく候。
興津弥五右衛門の遺書 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
すかし申しこの婚姻相延あいのべ申候よう決行致し候なおまた近日参上つかまつり入りこみたる御話し委細申上もうしあぐべく心得に候えども差当り先日七蔵に渡され候金百円及び御礼の印までに金百円進上しおき候あいだ御受納下されたく不悉ふしつ 亀屋吉兵衛様へ岩沼子爵家従けらい田原栄作たはらえいさくとありて末書に珠運様とやらにも此旨このむね鶴声かくせい相伝あいつたえられたく候と筆を
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)