“相模”の読み方と例文
読み方割合
さがみ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
甲斐の武田信玄、越後の上杉謙信、相模さがみの北條氏康うぢやす、その何れの勢力が西方に延びて来ても、信長の覇業は忽ち遮断されたに違ひない。
二千六百年史抄 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)
それが相模さがみ甲斐かい境の山村に入ればいよいよ数多く、その場処も村はずれの石地蔵の傍などに、一定した送り先があったのである。
年中行事覚書 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
近くて便利な所を人並に廻って歩けば、それで目的の大半は達せられるくらいな考えで、まず相模さがみ伊豆あたりをぼんやり心がけました。
行人 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)