“さがみ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
相模97.0%
相摸3.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
近くて便利な所を人並に廻って歩けば、それで目的の大半は達せられるくらいな考えで、まず相模さがみ伊豆あたりをぼんやり心がけました。
行人 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「若さま、このうえはいたしかたがありませぬ。相模さがみ叔父おじさまのところへまいって、時節のくるまでおすがりいたすことにしましょう」
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
高い山の立つ相摸さがみの國の野原で
仕つり九郎兵衞は九郎右衞門のおとゝなれ共一たい若年じやくねんよりといはんとせしが伯父の讒訴ざんそは如何とぞ心ろ付亡夫ばうふ勘當かんだうを受け十七年の間相摸さがみ國御殿場てんば村に居りしを私し親共死去のせつ戒名かいみやう
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)