“亡夫”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ばうふ33.3%
やど16.7%
しゅじん16.7%
ちち16.7%
なきをつと16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
不義の女房にようばう并に伯父九郎兵衞へ能く分て遣はせしぞ伯父をぢは母方か父方ちゝかたかと問はるゝに九助こたへて亡夫ばうふ九郎右衞門まで七代の間水呑村名主なぬし
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
亡夫やどが「これ、俯向うつむき轉倒ころばしゃったか? いま適齡としごろにならッしゃると仰向あふむけ轉倒ころばッしゃらう、なァ、いと?」といふとな、啼止なきだまって「あい」ぢゃといの。(笑ふ)。
「いいえ。亡夫しゅじんの伯父なのでございます」
むかでの跫音 (新字新仮名) / 大倉燁子(著)
「そなたの亡夫ちちがいたらのう」と、かえって泣いてばかりいる。
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
迎へなば亡夫なきをつとに言譯なく夫とても母樣はゝさまの御心休めに成事ならば更々さら/\いとひは致さねども今聟を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)