“亡母”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
はは45.5%
なきはは18.2%
はゝ18.2%
おつか9.1%
おつかさん9.1%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“亡母”を含む作品のジャンル比率
歴史 > 伝記 > 日本4.2%
芸術・美術 > 音楽 > 邦楽3.2%
文学 > 日本文学 > 小説 物語0.3%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
武蔵は、他人以上の冷たさを、心へ浴びた。亡母ははの次の人みたいに甘えて来た世間知らずが、はっと、悔いられるとともに、思わずいった。
宮本武蔵:04 火の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
茶碗の酒をいで、仏壇の亡母ははへ最期を告げている一学であった。それを覗くと、木村丈八も、はっと、平常ふだんの自分に帰った。
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「そんなに悪戯いたずらをすると、山𤢖にってしまいますよ。」と、亡母なきははからおどされたことも有った。
飛騨の怪談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
関東における、はし流を預っている彼女の、含蓄のある真伎倆を、も一度昂揚こうようさせるために、よい作を選み、彼女の弾箏五十年の祝賀にそなえたいと思ううちに、彼女も亡母なきははによばれたように大急ぎでこの世を去ってしまった。
朱絃舎浜子 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
父なる神の御声みこえ、天にます亡母はゝの幻あり/\と見えつ、聞えつ、何故などかる汚穢けがれむしろに座して
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
亡母はゝの事が思出された。
鳥影 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
老女は袖口にまぶたぬぐひつ「何ネ、——又た貴嬢あなた亡母おつかさんのこと思ひ出したのですよ、——斯様こんな立派な貴嬢の御容子ごようすを一目亡奥様せんのおくさんにお見せ申したい様な気がしましてネ、——」
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
亡母おつかさん其儘そのまゝらつしやるんですもの——此の洋琴オルガンはゼームスさんが亡母さんの為めに寄附なされたのですから、貴嬢が之をお弾きなされば、奥様おくさんみたま何程どんなに喜んで聴いてらつしやるかと思ひましてネ——オホヽ梅子さん
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
左様さやう、余程意思の強い女性ひとらしいです——何でも亡母おつかさんが偉かつたと云ふことだから」と篠田は言ふ、
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)