“曵”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひ85.7%
ひき14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
トタンにがらがらと腕車(くるま)が一台、目の前へ顕(あらわ)れて、人通(ひとどおり)の中を曵(ひ)いて通る時、地響(じひびき)がして土間ぐるみ五助の体(たい)はぶるぶると胴震(どうぶるい)。
註文帳 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
襞(ひだ)と云ふ襞(ひだ)を白く曵(ひ)いたアルプス連山の姿は予(かね)て想像して居た様な雄大な趣(おもむき)で無く、白い盛装をした欧洲婦人の群(むれ)を望む様に優美であつた。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛、与謝野晶子(著)
知(し)らず曵(ひき)しかばなど堪(たま)るべき微塵(みぢん)になりて恨(うら)みを地(ち)に殘(のこ)しぬ孃(ぢやう)さま御覽(ごらん)じつけて氣(き)の毒(どく)がり給(たま)ひ此(この)そこねたるは我身(わがみ)に取(と)らせよ代(かは)りには新(あた)らしきのを
五月雨 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)