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人通
読み方 | 割合 |
ひとどおり | 34.8% |
ひとどお | 33.3% |
ひとどほ | 16.7% |
ひとどほり | 7.6% |
ひとゞほ | 4.5% |
ひととほ | 1.5% |
ひとゞほり | 1.5% |
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浅草観音堂の裏手の林の中は
人通がすくなかったが、池の傍の群集の
雑沓は、活動写真の楽器の音をまじえて騒然たる
響を伝えていた。
正吉は、とぼとぼと
町の
方をさして
歩いてゆきました。このあたりはもう
日が
暮れると、まったく
人通りは
絶えてしまったのです。
女房は、
幾度も
戸口へ
立つた。
路地を、
行願寺の
門の
外までも
出て、
通の
前後を
眗した。
人通りも、もうなくなる。
燒け
土がまだそれなりのもあるらしい、
道惡を
縫つて
入ると、その
癖、
人通も
少く、バラツク
建は
軒まばらに、
隅を
取つて、
妙にさみしい。
成りたけ
遠く
離れて、
向う
側をお
通んなさい。
何なら
豫め
其の
用心で、
丁ど
恁うして
人通りはなし——
構はず
駈出したら
可いでせう……
請取夫より呉服橋へ掛り四日市へと
來懸るに
當時は今と
違ひ晝も四日市
邊は
淋しく
人通り
稀なれば清三郎は
惡僕二人と共に此處に
待伏なし居たり又七は金を
琵琶箱負ひたる
丈高きしたゝかな
座頭一人、
人通もなき
闇川橋の
欄干を、
杖以てがたりびしりと
探る——
其の
頭上には
怪しき
雲のむら/\とかゝるのが
自然と
見える。