“ひとどほ”の漢字の書き方と例文
語句割合
人通100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
で、人通ひとどほりはすくなし、日向ひなた眞中まんなかはゞかところもなく、なにしろ、御院殿ごゐんでんはう眞直まつすぐだ、とのん歩行あるす。
松の葉 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
えだあひだ白砂はくさのきれいなさかうねつてけて、そのをかうへ小學校せうがくかうがある。ほんの拔裏ぬけうらで、ほとんど學校がくかうがよひのほか、ようのないみちらしいが、それでも時々とき/″\人通ひとどほりがある。
木菟俗見 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
初夜しよやぎの今頃いまごろ如何いかなつ川縁かはべりでも人通ひとどほりはえてない。ひとくるまも、いづれ列席れつせきしたものばかりで、……前後あとさきくるまなかから、かれ引外ひきはづして、此處こゝはひつてたのである。
月夜車 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)