“畝”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
うね67.8%
13.3%
あぜ9.1%
2.8%
うねり2.1%
2.1%
うねび0.7%
はたけ0.7%
ウネ0.7%
スウエル0.7%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“畝”を含む作品のジャンル比率
歴史 > 地理・地誌・紀行 > 日本8.0%
文学 > 日本文学 > 小説 物語2.6%
文学 > 日本文学 > 日記 書簡 紀行1.4%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
寺の見收めといふ積りで山門をのぞいて見たら石垣の上の一うねの茶の木を白衣の所化しよけが二人で摘んで居る所であつた。
炭焼のむすめ (旧字旧仮名) / 長塚節(著)
同時に、蛇のように、再び舌がうねって舐め廻すと、ぐしゃぐしゃと顔一面、山女あけびつぶして真赤まっかになった。
古狢 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
彦島村役場の明治頃の土地台帳によると、巌流島全体の面積一たん十六とあるから、いかに小さい島かが分ろう。
随筆 宮本武蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
仲平の父は日向国ひゅうがのくに宮崎郡清武村に二たんほどの宅地があって、そこに三棟の家を建てて住んでいる。
安井夫人 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
伊勢、亀井かめい片岡かたおか鷲尾わしのお、四天王の松は、畑中はたなかあぜ四処よところに、雲をよろ
七宝の柱 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
秋日和の三時ごろ、人の影より、きびの影、一つ赤蜻蛉あかとんぼの飛ぶ向うのあぜを、威勢のい声。
海異記 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
白い吹雪が大原の中を、点々と飛ぶ、大きくねる波系が、白くざわざわと、金剛杖に掻き分けられて、裾に靡く、吹雪は野菊の花で、波系はすすきの穂である。
雪中富士登山記 (新字新仮名) / 小島烏水(著)
鋸歯のような岳川岳から、ここ穂高岳に列なっている岩壁は、一波が動いて幾十の波が、互い違いに肩を寄せつけながら、大ねりに畝ねって、頭を尖らせ、裾をひろげて乱立するように、強い線で太い輪廓を劃した立体が、地球の心核を
谷より峰へ峰より谷へ (新字新仮名) / 小島烏水(著)
背後うしろ突抜つきぬけの岸で、ここにもつちと一面な水があおく澄んで、ひたひたと小波ささなみうねりが絶えず間近まぢこう来る。
三尺角 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
背後うしろ突拔つきぬけのきしで、こゝにもつち一面いちめんみづあをむで、ひた/\と小波さゝなみうねりえず間近まぢかる。
三尺角 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
老婆はその金で王成にいいつけて三百の良田を買わせ、いえを建て道具を作らしたので、居然たる世家きゅうかとなった。
王成 (新字新仮名) / 蒲 松齢(著)
民懼れ鉄を以てこれに投じはじめてむ、今周廻ひろばかりなるべし、水清澈せいてつにして涸れず
防戰の持場は赤間口、うねび町、金出口、金出宿、宰府口、比惠の原、岩戸口、三瀬越、唐津口、生松原、船手と城内とに分けられた。
栗山大膳 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
くは肥桶こえをけや僅かな農具をたづさへて渡つて、島のはたけを耕すのだと云つてゐた。
避病院 (旧字旧仮名) / 正宗白鳥(著)
黒ずんで見える峰々が、入りくみ、絡みあつて、深々とウネつてゐる。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
山はづつしりとおちつき、野はおだやかにウネつて居る。かうして居て、何の物思ひがあらう。このアテな娘は、やがて後をふり向いて、山のなぞへについて、次第に首をあげて行つた。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
スウエルの寄せては返すとき、一万尺の分身なる石と、万古の雪の後身なる水とは、天外の故郷を去って他界にうつるのだからと抱き合ったり、おどり上ったりして、歓楽と栄華をきわめている、この狭い、浅い、谿谷けいこく
梓川の上流 (新字新仮名) / 小島烏水(著)