“あぜ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
57.1%
31.8%
8.4%
0.6%
何故0.6%
畔畷0.6%
0.6%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その時丁度嘉ッコのお母さんがあぜの向ふの方から豆を抜きながらだんだんこっちへ来ましたので、嘉ッコは高く叫びました。
十月の末 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
その時丁度嘉ッコのお母さんがあぜの向うの方から豆を抜きながらだんだんこっちへ来ましたので、嘉ッコは高く叫びました。
十月の末 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
敵の兵は、未だ一町余の下にいた。そして、立木の蔭、田のあぜ、百姓家の壁に隠れて、白い煙を、上げているだけであった。
近藤勇と科学 (新字新仮名) / 直木三十五(著)
九月二日——ゆうべ星を見ていると、その星がおれの家の東にあたるあぜの境の上に出ている時、左から右へとつづいて消えていった。
伊勢、亀井かめい片岡かたおか鷲尾わしのお、四天王の松は、畑中はたなかあぜ四処よところに、雲をよろ
七宝の柱 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
秋日和の三時ごろ、人の影より、きびの影、一つ赤蜻蛉あかとんぼの飛ぶ向うのあぜを、威勢のい声。
海異記 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
夕さればみ山を去らぬ布雲にぬぐもあぜか絶えむと言ひし児ろはも (同・三五一三)
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
わかいものをそゝのかして、徒労力むだぼねらせると何故あぜふのぢや。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
その路筋を田の畔畷あぜの左右に、一つ、二つ、三つ、四つ、五つ、六つ、七つと順々に数えるとふわりと霧に包まれて、ぼうとうら消えたのが浮いて出たようにまた一つ二つ三つ四つ五つ、稲塚——その稲塚が、ひょいひょいと、いや
遺稿:02 遺稿 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
両方がずっと田圃で、田のあぜを伝って、畷とも道ともつかない小逕こみちを無数の人影がうようよしている。