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小逕
ふりがな文庫
“小逕”の読み方と例文
読み方
割合
こみち
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こみち
(逆引き)
いつ
苔香園
(
たいこうえん
)
との話をつけたものか、庭のすみに小さな木戸を作って、その花園の
母屋
(
おもや
)
からずっと離れた
小逕
(
こみち
)
に通いうる仕掛けをしたりした。
或る女:2(後編)
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
女は別れる前に、ある晩笹村と外で飲食いをした帰りに、暗い草原の
小逕
(
こみち
)
を歩きながら言った。女は口に
楊枝
(
ようじ
)
を
啣
(
くわ
)
えて、両手で
裾
(
すそ
)
をまくしあげていた。
黴
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
両方がずっと田圃で、田の
畷
(
あぜ
)
を伝って、畷とも道ともつかない
小逕
(
こみち
)
を無数の人影がうようよしている。田圃の中には
燈火
(
あかり
)
が
万燈
(
まんどう
)
のように明るく
点
(
とも
)
っている。
幕末維新懐古談:42 熊手を拵えて売ったはなし
(新字新仮名)
/
高村光雲
(著)
小逕(こみち)の例文をもっと
(6作品)
見る
“小逕”の意味
《名詞》
細い道。こみち。
(出典:Wiktionary)
小
常用漢字
小1
部首:⼩
3画
逕
漢検1級
部首:⾡
11画
“小”で始まる語句
小
小児
小径
小鳥
小僧
小言
小路
小遣
小刀
小父
“小逕”のふりがなが多い著者
ウィリアム・シェークスピア
徳田秋声
有島武郎
上田敏
高村光雲