“春畝”の読み方と例文
読み方割合
しゆんぽ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
晝食の時刻には、私達は山から下りて、春畝しゆんぽ山人の額などの掛つた美保館の座敷で、先づ汗をふいた。
山陰土産 (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)
ある日の事、月郊氏が幕間まくあひの時間を川上の楽屋で世間話に過してゐると、そこへその当時の大立物伊藤春畝しゆんぽ公が金子堅太郎、末松謙澄けんちようなどいふ子分を連れてぬつと入つて来た。