“しゆんぽ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
春畝66.7%
春浦33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
晝食の時刻には、私達は山から下りて、春畝しゆんぽ山人の額などの掛つた美保館の座敷で、先づ汗をふいた。
山陰土産 (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)
ある日の事、月郊氏が幕間まくあひの時間を川上の楽屋で世間話に過してゐると、そこへその当時の大立物伊藤春畝しゆんぽ公が金子堅太郎、末松謙澄けんちようなどいふ子分を連れてぬつと入つて来た。
壽阿彌が托鉢に出て、焉馬の門に立つた時の事は、假名垣魯文かながきろぶんが書いて、明治二十三年一月二十二日の歌舞伎新報に出した。わたくしの手許てもとには鈴木春浦しゆんぽさんの寫してくれたものがある。
寿阿弥の手紙 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)