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『山陰土産』
ふりがな文庫
『
山陰土産
(
さんいんみやげ
)
』
一大阪より城崎へ 朝曇りのした空もまだすゞしいうちに、大阪の宿を發つたのは、七月の八日であつた。夏帽子一つ、洋傘一本、東京を出る前の日に「出來」で間に合はせて來た編あげの靴も草鞋をはいた思ひで、身輕な旅となつた。 こんなに無雜作に山陰行の旅 …
著者
島崎藤村
ジャンル
文学 > 日本文学 > 日記 書簡 紀行
初出
「大阪朝日新聞」1927(昭和2)年7月~9月
文字種別
旧字旧仮名
読書目安時間
約1時間45分(500文字/分)
朗読目安時間
約2時間54分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
欺
(
だまか
)
宛
(
あた
)
家中
(
かちゆう
)
明
(
みん
)
故
(
せゐ
)
古
(
むかし
)
容
(
すがた
)
生
(
な
)
歩廊
(
プラツトホーム
)
反
(
かへ
)
吾
(
あ
)
調
(
とゝの
)
隱
(
かくし
)
三朝
(
みさゝ
)
出石
(
いづし
)
命
(
みこと
)
妹
(
いも
)
後
(
うしろ
)
柏原
(
かいばら
)
楊桃
(
やまもゝ
)
楠
(
くう
)
汀
(
みぎは
)
潜戸
(
くゞりど
)
留錫
(
るしやく
)
發
(
た
)
稚
(
をさな
)
速
(
はや
)
關
(
せき
)
雙
(
ふた
)
伯耆
(
はうき
)
先
(
さき
)
六甲
(
ろくかふ
)
凪
(
なぎ
)
出雲
(
いづも
)
司
(
つかさ
)
周防
(
すはう
)
大山
(
だいせん
)
天
(
あま
)
好
(
よ
)
小郡
(
をごほり
)
床
(
ゆか
)
旱
(
ひで
)
東屋
(
あづまや
)
柄杓
(
ひしやく
)
楊桃
(
やまもも
)
櫓
(
ろ
)
江州
(
がうしう
)
河骨
(
かうほね
)
油
(
ゆ
)
浸
(
し
)
湖山
(
こやま
)
生々
(
いきいき
)
甲
(
かぶと
)
直入
(
ちよくにふ
)
石濤
(
せきたう
)
石見
(
いはみ
)
碑
(
いしぶみ
)
稼穡
(
かしよく
)
篠山
(
さゝやま
)
篠懸
(
すゞかけ
)
縁
(
えん
)
苗代
(
なはしろ
)
荒魂
(
あらたま
)
藍本
(
あゐもと
)
藺
(
ゐ
)
藺草
(
ゐぐさ
)
趺坐
(
あぐら
)
通
(
かよ
)
長
(
た
)
際涯
(
はてし
)
飯山
(
いひやま
)
鱸
(
すゞき
)
齡
(
よはひ
)
一歩
(
ひとあし
)
七類
(
なゝしき
)
三朝
(
みささ
)
上井
(
あげゐ
)
下市
(
しもいち
)
世故
(
せこ
)
丹波
(
たんば
)
但馬
(
たじま
)
倉吉
(
くらよし
)
做
(
な
)
備後
(
びんご
)
出來
(
でき
)
十掬
(
とつか
)
古市
(
ふるいち
)
合歡
(
ねむ
)
吾
(
われ
)
和魂
(
にぎたま
)
因幡
(
いなば
)
國來
(
くにこ
)
城崎
(
きのさき
)
夜見
(
よみ
)
夷
(
えびす
)
安來
(
やすき
)
容
(
い
)
寢衣
(
ねまき
)
山梔
(
くちなし
)
岩美
(
いはみ
)