“碑”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
68.6%
いしぶみ22.9%
いし2.9%
しるし2.9%
ブミ2.9%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
またこのはかからとほくないところにその王樣おうさまのことをしるした自然石しぜんせきおほきなつてをります。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
この將軍塚しようぐんづかのあるところは鴨緑江おうりよつこうきたで、今日こんにちでは支那しな領地りようちとなつてゐます。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
と悲しんで、手ずから遺骸を祭り、黄河のほとりにつかを築いて、それに「忠烈ちゅうれつ沮君之墓そくんのはか」とにきざませた。
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
——すると、民家と向い合っている伽藍がらんの辻に、なんとか桜と、名所にでもありそうな桜の老木があって、その下の塚に、歌を刻んだが見える。
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「ようござんすとも! 東岳大帝をおまつりしてある岳廟のを手がけるなんざ、彫師ほりし一代のほまれだ、腕ッこき、やりやしょう」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
社殿の横にいしぶみがあって、なかば雑草に蔽われていたが、その蔭に若い山伏が、さっきから膝を抱き首を垂れ、コクリコクリと居眠りをしていた。
あさひの鎧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
古塚のような形の、巨大な岩が、いしぶみと小松とをその頂きに持って、こぶのように立っているのであった。
血曼陀羅紙帳武士 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
やおら、生月駿三、ステッキを挙げて、いしぶみと、そしてその後の夏草に埋まる空井戸を指しました。
古城の真昼 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
と、ほど遠からぬ所の松並木の下へ、無理やりにその門人を引っぱって来て一つのいしぶみを指した。
宮本武蔵:04 火の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
旅舎やどの男だった。彼女のすがたをいしぶみのそばに見つけて、こういいながら走って来た。
宮本武蔵:04 火の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
石原というところに至れば、左に折るる路ありて、そこに宝登山ほどさん道としるせるいしむかいあいて、秩父三峰みつみね道とのしるべの碑立てり。
知々夫紀行 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
世のはて何處いづことも知らざれば、き人のしるしにも萬代よろづよかけし小松殿内府の墳墓ふんぼ、見上ぐるばかりの石の面に彫り刻みたる淨蓮大禪門の五字、金泥きんでいいろあらひし如く猶ほあざやかなり。
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)
三訪ふ人稀の石ブミに 霧や不断のコウをたき
テレモピレノ (新字旧仮名) / 槙村浩(著)