“板碑”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いたび50.0%
ばんぴ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
訪客に異様な眼をみはらした小さな板碑いたびや五輪の塔が苔蒸こけむしてる小さな笹藪ささやぶも、小庭を前にした椿岳旧棲の四畳半の画房も皆焦土となってしまった。
それに六尺ほどな板碑ばんぴが、にょっきと建ち、台石となっている石彫りの大亀おおがめは、碑を背に載せて、千古、眠りよりめず、といったふうである。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)