“板”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いた84.3%
はん9.8%
ばん5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
二人はまた同時に車夫に帰つて、私のうちの父や番頭の大阪行を引いて来たあとを、銀場ぎんばいたで向ひ合つて食事などをして居ました。
私の生ひ立ち (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
若しちよくにしてなく、はんにしてれいならずんば、又是病なり。故に質を存せんと欲する者は先づすべからく理径明透して識量宏遠なるべし。
文芸鑑賞講座 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
身に合せて借りたる黒き礼服、新たに買い求めたるゴタばん魯廷ろていの貴族譜、二、三種の辞書などを、小「カバン」に入れたるのみ。
舞姫 (新字新仮名) / 森鴎外(著)