“大看板”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おおかんばん57.1%
おほかんばん28.6%
だいかんばん14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ところで、守君の話によると、その曲芸団の前に、一寸法師の娘が手踊りをしている大看板おおかんばんが出ていたという。わしはハタとそれを思い出したのです。
妖虫 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
はしつめに、——丹後行たんごゆき舞鶴行まひづるゆき——すみ江丸えまる濱鶴丸はまづるまる大看板おほかんばんげたのは舟宿ふなやどである。
城崎を憶ふ (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
すつかり捕虜とりこにして了ひ、最初は町々の寄席よせを歩いて居りましたが、凄まじい人氣に押しあげられて、三月になると兩國に小屋を借り、『娘手踊栗唐一座』といふ大看板だいかんばんを掲げてしまひました。