大看板おおかんばん)” の例文
ところで、守君の話によると、その曲芸団の前に、一寸法師の娘が手踊りをしている大看板おおかんばんが出ていたという。わしはハタとそれを思い出したのです。
妖虫 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
まずまちさかに一けん見世物小屋みせものごやをこしらえて、文福ぶんぶくちゃがまの綱渡つなわたりとかれおどりのをかいた大看板おおかんばんげ、太夫元たゆうもと木戸番きどばん口上こうじょういを自分じぶん一人ひとりねました。
文福茶がま (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
観音堂かんのんどうのうらにあたる空地あきちに、本堂そこのけの背の高い大きな小屋がけをし、サーカスそっくりのけばけばしいどんちょうやら大看板おおかんばん、それに昔のジンタを拡大したような吹奏楽団すいそうがくだん
金属人間 (新字新仮名) / 海野十三(著)
いいえ、自分じゃすぐにも大看板おおかんばんになれる気で勉強をしていたんですが、この頃になって静かに振り返ってみると、やっぱりあの頃の私の勉強てのはてんで独りよがりで、なっちゃなかったんです。
初看板 (新字新仮名) / 正岡容(著)