“空地”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
あきち81.8%
くうち16.2%
あき1.4%
すきま0.7%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“空地”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語2.5%
文学 > 日本文学 > 日記 書簡 紀行1.4%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)1.3%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
三十分ののち、中佐は紙巻をくわえながら、やはり同参謀の中村なかむら少佐と、村はずれの空地あきちを歩いていた。
将軍 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
早く馬に乗って逃げろと注意したんですが、大勢の敵に隔てられて、馬をつないである空地あきちの方角へ行くことが出来ない。
半七捕物帳:58 菊人形の昔 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
此詩を見るに、霞亭は只丸山邸内の一戸を賜はつてこれに住んだのではなく、或は空地くうちを賜はつて家を建てたのでは無いかと疑はれる。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
セエヌ河の下流の左岸の空地くうちに細長い粗末な仮屋かりやを建てて千七百点からの出品がならべてある。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
私達の背後うしろには、食堂の真ん中の空地あきうずめてね仕掛けのように踊る人々と、紐育ニューヨーク渡りのバワリイKIDSのジャズ・バンドとがあった。
踊る地平線:11 白い謝肉祭 (新字新仮名) / 谷譲次(著)
藤吉は、人々を押し退けて空地あきを作りながら、「見ねえ、この灯りを背負って、おいらの影は、あんなに大きく映らあ。藤吉どんの見たのあ、人間の影じゃあねえんだ。そら、こりゃあどうだ——。」
釘抜藤吉捕物覚書:11 影人形 (新字新仮名) / 林不忘(著)
私が父の病気をよそに、静かに坐ったり書見したりする余裕のあるごとくに、母も眼の前の病人を忘れて、ほかの事を考えるだけ、胸に空地すきまがあるのかしらとうたぐった。
こころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)