“大逵”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おほどほり66.7%
ひろこうぢ16.7%
ひろば16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
相應の賑ひを見せて居る眞砂町の大逵おほどほりとは、恰度ちやうど背中合せになつた埋立地の、兩側空地あきちの多い街路を僅か一町半許りで社に行かれる。
菊池君 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
既にして我等は稍〻開豁かいくわつなる處に出でたり。一の石橋あり。こなたの巖端いははなよりかなたの巖端に架したり。橋下の辻は市内第一の大逵ひろこうぢなるべし。二少女ありて「サタレルロ」の舞を演せり。
ミラノに來てより一月の後、我は始て此寺の屋上やねに登りぬ。日は石面を射て白光身をめぐり、ここの塔かしこのがんを見めぐらせば、宛然さながら立ちて一の大逵ひろばに在るごとし。