“ひろこうぢ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
廣小路66.7%
広小路22.2%
大逵11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
僕等ぼくらはもう廣小路ひろこうぢの「常盤ときわ」にあのわんになみなみとつた「おきな」をあぢはふことは出來できない。これは僕等ぼくら下戸仲間げこなかまためにはすくなからぬ損失そんしつである。
しるこ (旧字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
駿河台するがだいへの路なれば茂れる森ののしたやみわびしけれど、今宵は月もさやかなり、広小路ひろこうぢいづれば昼も同様、雇ひつけの車宿とて無き家なればみちゆく車を窓から呼んで、合点が行つたらともかくも帰れ
十三夜 (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
既にして我等は稍〻開豁かいくわつなる處に出でたり。一の石橋あり。こなたの巖端いははなよりかなたの巖端に架したり。橋下の辻は市内第一の大逵ひろこうぢなるべし。二少女ありて「サタレルロ」の舞を演せり。