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ひろこうぢ
ふりがな文庫
“
廣小路
(
ひろこうぢ
)” の例文
新字:
広小路
なす治助なるか
御意
(
ぎよい
)
に御座りますと答るにコレ此請取に覺えあるかと尋ねければ治助は是を見て此請取は
昨日
(
さくじつ
)
廣小路
(
ひろこうぢ
)
の店にて
商
(
あきな
)
ひを致し
手付
(
てつけ
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
僕等
(
ぼくら
)
はもう
廣小路
(
ひろこうぢ
)
の「
常盤
(
ときわ
)
」にあの
椀
(
わん
)
になみなみと
盛
(
も
)
つた「おきな」を
味
(
あぢは
)
ふことは
出來
(
でき
)
ない。これは
僕等
(
ぼくら
)
下戸仲間
(
げこなかま
)
の
爲
(
ため
)
には
少
(
すくな
)
からぬ
損失
(
そんしつ
)
である。
しるこ
(旧字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
どやどやどや、がら/\と……
大袈裟
(
おほげさ
)
ではない、
廣小路
(
ひろこうぢ
)
なんぞでは
一時
(
いつとき
)
に
十四五臺
(
じふしごだい
)
も
取卷
(
とりま
)
いた。
三橋
(
みはし
)
、
鴈鍋
(
がんなべ
)
、
達磨汁粉
(
だるまじるこ
)
、
行
(
ゆ
)
くさき
眞黒
(
まつくろ
)
に
目
(
め
)
に
餘
(
あま
)
る。
麻を刈る
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
あれ
知
(
し
)
らぬ
中
(
うち
)
は
仕方
(
しかた
)
もなし、
知
(
し
)
つて
其車
(
それ
)
に
乘
(
の
)
れます
物
(
もの
)
か、
夫
(
そ
)
れでも
此樣
(
こん
)
な
淋
(
さび
)
しい
處
(
ところ
)
を
一人
(
ひとり
)
ゆくは
心細
(
こゝろぼそ
)
いほどに、
廣小路
(
ひろこうぢ
)
へ
出
(
で
)
るまで
唯
(
たゞ
)
道
(
みち
)
づれに
成
(
な
)
つて
下
(
くだ
)
され
十三夜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
車
(
くるま
)
きしめく
廣小路
(
ひろこうぢ
)
、
祭物見
(
まつりものみ
)
の
人
(
ひと
)
ごみに
白羊宮
(旧字旧仮名)
/
薄田泣菫
、
薄田淳介
(著)
▼ もっと見る
呼出し
取調
(
とりしら
)
べ
有
(
あり
)
しに一
向
(
かう
)
右體の
怪我人
(
けがにん
)
見當らざる
由
(
よし
)
を申により又外々の名主へ掛り尋けるに
下谷
(
したや
)
廣小路
(
ひろこうぢ
)
に
道達
(
だうたつ
)
とて表へは
賣藥
(
ばいやく
)
見世
(
みせ
)
を出し
置
(
おき
)
外療醫
(
ぐわいれうい
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
廣小路
(
ひろこうぢ
)
を
出
(
いづ
)
れば
車
(
くるま
)
もあり、
阿關
(
おせき
)
は
紙入
(
かみい
)
れより
紙幣
(
しへい
)
いくらか
取出
(
とりいだ
)
して
小菊
(
こぎく
)
の
紙
(
かみ
)
にしほらしく
包
(
つゝ
)
みて、
録
(
ろく
)
さんこれは
誠
(
まこと
)
に
失禮
(
しつれい
)
なれど
鼻紙
(
はながみ
)
なりとも
買
(
か
)
つて
下
(
くだ
)
され
十三夜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
彼處
(
あすこ
)
を
拔
(
ぬ
)
けると、
廣小路
(
ひろこうぢ
)
の
角
(
かど
)
の
大時計
(
おほどけい
)
と、
松源
(
まつげん
)
の
屋根飾
(
やねかざり
)
を
派手
(
はで
)
に
見
(
み
)
せて、
又
(
また
)
はじめる。
麻を刈る
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
己が役にして居る所に兩國米澤町の花の師匠にて相弟子の六之助と云ふは
同所
(
どうしよ
)
廣小路
(
ひろこうぢ
)
の虎屋の
息子
(
むすこ
)
なるが何事も
如才
(
じよさい
)
なく
平生
(
へいぜい
)
吉之助とは
交
(
まじは
)
り
厚
(
あつ
)
かりしが
或時
(
あるとき
)
吉之助を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
廣小路
(
ひろこうぢ
)
より
眺
(
なが
)
むるに、
石段
(
いしだん
)
を
下
(
お
)
り
昇
(
のぼ
)
る
人
(
ひと
)
のさま、さながら
蟻
(
あり
)
の
塔
(
とう
)
を
築
(
つ
)
き
立
(
た
)
つるが
如
(
ごと
)
く、
木
(
こ
)
の
間
(
ま
)
の
花
(
はな
)
に
衣類
(
きもの
)
の
綺羅
(
きら
)
をきそひて、
心
(
こゝろ
)
なく
見
(
み
)
る
目
(
め
)
には
保養
(
ほやう
)
この
上
(
うへ
)
も
無
(
な
)
き
景色
(
けしき
)
なりき
われから
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
代
(
だい
)
はやるほどに
何處
(
どこ
)
か
开處
(
そこ
)
らまで、
切
(
せ
)
めて
廣小路
(
ひろこうぢ
)
までは
行
(
い
)
つてお
呉
(
く
)
れと
優
(
やさ
)
しい
聲
(
こゑ
)
にすかす
樣
(
やう
)
にいへば、
成
(
な
)
るほど
若
(
わか
)
いお
方
(
かた
)
ではあり
此
(
この
)
淋
(
さび
)
しい
處
(
ところ
)
へおろされては
定
(
さだ
)
めしお
困
(
こま
)
りなさりませう
十三夜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
さるほどに
相添
(
あひそ
)
ひてより五
年
(
ねん
)
目
(
め
)
の
春
(
はる
)
、
梅
(
うめ
)
咲
(
さ
)
く
頃
(
ころ
)
のそゞろあるき、
土曜日
(
どえうび
)
の
午後
(
ごゝ
)
より
同僚
(
どうりよう
)
二三
人
(
にん
)
打
(
うち
)
つれ
立
(
た
)
ちて、
葛飾
(
かつしか
)
わたりの
梅屋敷
(
うめやしき
)
廻
(
まわ
)
り
歸
(
かへ
)
りは
廣小路
(
ひろこうぢ
)
あたりの
小料理
(
こりようり
)
やに、
酒
(
さけ
)
も
深
(
ふか
)
くは
呑
(
のま
)
ぬ
質
(
たち
)
なれば
われから
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
廣
部首:⼴
15画
小
常用漢字
小1
部首:⼩
3画
路
常用漢字
小3
部首:⾜
13画
“廣”で始まる語句
廣
廣間
廣野
廣場
廣々
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廣大
廣庭
廣重
廣袖