“拔”のいろいろな読み方と例文
新字:抜
読み方割合
ぬ90.3%
ぬか2.2%
ぬけ2.2%
ぬい1.1%
ぬく1.1%
あつか1.1%
ぬき1.1%
ぬぎ1.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
三番目(ばんめ)には露國文豪(ろこくぶんがう)トルストイ伯(はく)傑作(けつさく)「千古(せんこ)の雪(ゆき)」と云(い)ふのと、バンカラ喜劇(きげき)小辰(こたつ)大一座(おほいちざ)と云(い)ふのが、赤地(あかぢ)に白(しろ)で染(そ)め拔(ぬ)いてあつた。
門 (旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
暫く御待下されよと云に理左衞門はイヤ成ぬ此間より數日の責に白状せぬ強情者(がうじやうもの)是非(ぜひ)今日は骨を挫(ひし)き肉を叩(たゝ)きても言さにや置ぬ譫言(たはごと)拔(ぬか)すな夫責よと下知なすを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
始めけるが元より拔(ぬけ)めなき者ゆゑ次第に繁昌(はんじやう)なし此所彼處の屋敷又は大町人などの舂入(つきいれ)を請(うけ)合ければ俄(にはか)に手繰(くり)能(よく)金銀も殖(ふゆ)るに付(つき)地面を求めて普請(ふしん)を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
拔(ぬい)て詠(なが)むるに是も亦違もなき天下三品(さんぴん)の短刀なりと拜見し畢(をは)りて大膳に戻(もど)し成程御證據の二品は慥なれ共天一坊殿に於ては僞物(にせもの)に相違なしといふ此時(このとき)天忠席を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
左手(ゆんで)にて押へ附れば庄兵衞は息(いき)の詰(つま)りて苦(くるし)さに何をするぞと云(いは)せもせず右手に懷劍(くわいけん)拔(ぬく)間(ま)もなく柄(つか)を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
「板倉屋は拔け荷を拔(あつか)つてゐるといふ評判を聽いたが——」
拔(ぬい)て胸先に押當(おしあつ)れどもお梅は夫(をつと)の事のみ心に懸(かゝ)り勿々(なか/\)怖(おそ)るゝ容子(ようす)もなく殺(ころ)さば殺し給へ決して隨ふまじと罵(のゝし)る故(ゆゑ)粂之進は刀を拔(ぬき)は拔たれども素(もと)より殺す心なければ納(をさ)め方(かた)に困(こま)り居るを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
掛(かけ)ければ天一坊は常樂院を見るに早(はや)沓(くつ)を脱たりまた後を振返り伊賀亮左京をも見(みる)に何も履物(はきもの)を穿ざれば天一坊も沓を拔(ぬぎ)捨ける夫より案内に從ひ行き遙か向を見れば一段高き床(とこ)を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)