“三品”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
みしな80.0%
さんぴん20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その三品みしなを新聞紙に包んで押収した係官の一行の背後姿うしろすがたを、区長も、青年も土のように血の気をうしなったまま見送っていた。
巡査辞職 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
このショールと手提と、それからこの手文庫の中の草履ぞうりだ。これはみんな三千子さんが家出の時、身につけていたといわれている品だが、僕のお雪はこの三品みしな
一寸法師 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
ぬいながむるに是も亦違もなき天下三品さんぴんの短刀なりと拜見しをはりて大膳にもどし成程御證據の二品は慥なれ共天一坊殿に於ては僞物にせものに相違なしといふ此時このとき天忠席を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)