“喪”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
うしな64.0%
21.1%
うし2.4%
うしの2.4%
ほろぼ2.4%
2.0%
そう0.8%
はて0.8%
0.8%
なく0.4%
(他:7)2.9%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“喪”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語4.8%
文学 > 日本文学 > 詩歌0.6%
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆0.3%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
それは番頭の徳松の伜の徳三郎でした。續け樣に兩親をうしなつた、主人の娘のお梅の、激しい悲歎を慰め兼ねて居る樣子です。
渋江氏とその姻戚いんせきとは抽斎、宗右衛門の二人ににんうしなって、五百、安の姉妹が同時に未亡人となったのである。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
けれど前夜いらい、尊氏がに服して「魚鳥を口にせず」としていたため、なんとなく、陣中、士気も揚がらないふうだった。
私本太平記:11 筑紫帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
五丈原頭孔明こうめいを秘して潰走かいそうした蜀兵の哀寂と同じものが、一同の胸へこみ上げてくるのだった。
剣難女難 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
もうその時が来たかのように、志保が色をうしなって考えこむのを見たお萱は、却ってうろたえたように急いでうち消した。
菊屋敷 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
八五郎とお葉は、それつきり氣をうしなつてしまつたのです。それを、ズルズルと井戸端まで引摺つて行つたのは、何處から現はれたか、錢形平次ときね太郎の姿でした。
初めてぐううしのうて鰥居無聊かんきょむりょうまたでて遊ばず、ただ門につて佇立ちょりつするのみ。
牡丹灯籠 牡丹灯記 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
だが、橘の顔はぞくぞくするほどの予感で、あおざめてその色をうしのうて行った。
姫たちばな (新字新仮名) / 室生犀星(著)
天のまさの文をほろぼさんとするときは、後死者われ(孔子自らいう)は斯の文にあずかるを得ざるべし。
孔子 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
また、我が封建の諸藩において、老儒先生を重役に登用して何等の用もなさず、かえって藩土のために不都合を起して、その先生もついに身をほろぼしたるもの少なからず。
学問の独立 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
佐兵衛夫婦はちょうど生れたばかりの総領をくして、悲歎にくれている時だったので、そのまま総領の乳母うばを留め置いて弥三郎を育てました。
と、自分の児供をくした時でもこれほど落胆すまいと思うほどに弱り込んでいた。
二葉亭余談 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
檀弓だんぐうに見えて居る通り、子上しじょうの母死してそうせずの条によれば、孔子こうしの御孫の子思子しししが妻を去られたことは分明である。
連環記 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
「ああ、天はそうくだされました」その一つがいとも悲しそうにいった。
不周山 (新字新仮名) / 魯迅(著)
長雨空のはてぎて、さすや忽ち薄日影、
海潮音 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)
長雨空のはて過ぎて、さすや忽ち薄日影、
海潮音 (新字旧仮名) / 上田敏(著)
一時的の喪を、モガリといふのも、の逆である。
古代中世言語論 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
此期間が、漢風習合以前の日本式のであつたのである。
「その間にお内儀がなくなつた、——文三郎はそれを、お半の手に掛つて毒害されたものと早合點して、寺へ手紙などを出したが、お内儀の死んだのは全くの病氣だつた」
唯親をなくなしたのが情無なさけないばかりではないのですよ
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
「旦那のえ後は、いわばお前さんがこの家の元締め、で、お前さんだけあ、手を下ろす前に耳に入れておきてえんだが、繩付きどころの騒ぎじゃねえぜ。知ってのとおり、喜兵衛さん、主殺しと言やあ、引廻しの上、落ち着く先はおきまりの、差しずめ千住か小塚ッ原——。」
ここにそのみめ須世理毘賣すせりびめは、はふりもの一〇を持ちて哭きつつ來まし、その父の大神は、すでにせぬと思ほして、その野に出でたたしき。
カークをはじめ一人も声がなく、ほうけて死人のようになってしまった。
人外魔境:01 有尾人 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
悔悟すれども膺懲ようちょうの奇策なければ淪胥りんしょともほろぶるの外致し方なし。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
 ——王、太子(将軍の世子)ヲウシナウテ、後宮、マタ子ヲ産ムナシ。
大岡越前 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
——王(将軍綱吉のこと)先ニ太子(将軍の世子セイシ)ヲウシノウテ、後宮マタ子ヲ産ムナシ。
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)